2015年八月最後の日は、
どんよりとした空の隙間から
一瞬覗いた深い青さと
夏の名残を感じさせる
微温い風とが
身体を通して飽和して、
『丁度いま僕は季節の境目に立っている。』
そんなことを思わせる一日だった。
夏の終わりの寂しさと
秋の始まりの哀愁と
僕の心の中も飽和した風が
吹いていたような気がする。
ちょっと前に、
実家の祖母のいた部屋を掃除していたら、
「大志修学旅行のお土産」と箱に記した
鎌倉の大仏のミニチュアが、
食器棚の隅に座っていた。
小学校の修学旅行だ。
もう僕はその頃の記憶は微かにしか
残ってなくそれをお土産で買って来た事すらも
忘れていた。
きっとだけど、
修学旅行で自由に使える僅かな
お小遣いで、
お母さんあとお父さんとおばあちゃんに
必死で計算して、
三人を思い浮かべて、
買ったお土産の一つが、
鎌倉の大仏のミニチュア。
ちょっと笑ってしまうし、
貰っても困ったのかなぁ?
なんて思ったけれど、
祖母が亡くなりもう十何年。
小学校から既に何十年。
生きていた時から、
今日まで、
ちゃんと記した箱の上に座っていた
鎌倉の大仏のミニチュア。
色んな事が気持ちが混ざって、
合わさって、飽和して、
とても愛おしくなった。
そして、いま。
僕の部屋にやって来た。
ミニチュアを見ると、
誰かを想い、
何かをしたくて、
精一杯できることをしようとする
素直な気持ちに
少しなれるような気がした。
これも大仏様のお陰かね☆
なんてね!
そんなことを思った。
と言ったところで
八月最後の日はこの辺で☆
2015年8月31日
『夏が終わり
夏を想う
秋に移ろい
秋を想う
上書きされていく
記憶の中にさえ
奥深くで未だ輝く
幾度と季節が繰り返しても
あの夕陽
あの風
あの空が
奥深くから
あの頃の僕をも
連れ出してくる
ほんのひと時
きっと
二度と戻れぬ季節だからこそ
ずっと輝く
そして
愛おしい』
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あの頃の僕をも
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